健やかな心と体(348号)

小中連携した食育の推進

幕別町立忠類小学校 栄養教諭 中島谷璃乃

はじめに

 忠類小学校・忠類中学校で構成するちゅうるい学園では、食育においても小中連携した指導に取り組んでおり、「ちゅうるい学園 食に関する指導の全体計画」を基に食育を行っています。

食に関する指導の全体計画

 「ちゅうるい学園 食に関する指導の全体計画」は、小学校と中学校の食に関する指導の全体計画が一体となったものとして、約4年前に作成されました。各学年で食に関する内容と時期を決め、9年間の見通しをもって指導を行います。

 また、学習指導案も一から考えましたが、まだまだ粗削りな部分があるので、先生方にご指導いただきながら授業づくりをしています。 全体計画については、子どもの実態に合わせて修正し、栄養教諭や先生方が異動しても、円滑に指導を行えるように整えていきたいと考えています。

給食に関する掲示について

 忠類小学校には、給食用のホワイトボードがあります。拙いながらも、毎日給食のイラストを描いて、食材カードを主な栄養素ごとに貼っています。主食・主菜・副菜・汁物のそれぞれの内容や、使われている食材と五大栄養素などが見て分かるものを作りました。栄養素などは高学年の学習内容ですが、低学年のうちから見慣れてほしいと思い掲示しています。

 この給食のイラストを写真に撮って中学校に送ります。中学校では、子どもたちが写真や献立表を見て食材カードを貼り、栄養素などについて確認しています。

 

おわりに

 食に関する指導や給食指導は、栄養教諭が中心となって行いますが、栄養教諭だけでは成り立たないと日々感じています。ちゅうるい学園では、小学校も中学校も先生方が協力してくださり、大変助かっております。

 また、学校間の距離が近いところ、子どもが少人数で指導しやすいところも地域の利点の一つです。これからも先生方と連携を取りつつ、子どもたちの食育に貢献できるよう努めていきたいと思います。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次