健やかな心と体(353号)

町の魅力を生かした食育

音更町立木野東小学校 栄養教諭 根本 優季

はじめに

 音更町はたくさんの地場産物に恵まれています。また、町内の全小・中学校に給食施設があり、それぞれの学校で調理をする十勝管内唯一の自校式給食を実施しています。新鮮でおいしい食材が身近にあり、すぐそばで調理されたものを食べることができる環境は十勝・音更町の大きな魅力です。恵まれた環境を生かした給食を通して、子どもたちが食べることや自分の住む町を好きになるきっかけを作りたいと考えています。

地場産物を活用した給食

 月に1度、旬の音更町産食材をメインに使用した「おとぷけ給食」の日を実施し、自分たちの住む町にはおいしい食材が豊富にあることや、給食を支えてくれる多くの人がいることを伝えています。また、「おとぷけ給食」に限らず、町内の農家の方々から提供していただいた食材や、町内で製造された食品など、地場産物を多く取り入れることを心掛けています。地場産物の提供日には食材に関する資料や校内放送の原稿を町内各校に配布し、給食に込められた様々な人たちの思いを発信しています。

【地場産物を活用した「おとぷけ給食」】

日々の食に関する指導

 木野東小学校の児童玄関前には、献立を紹介するホワイトボードがあります。地場産物や調理の様子の紹介、栄養素の働きや行事食についての説明など、その日の給食で一番伝えたい内容を、登校時にすぐ目に入る場所に掲示しています。また、特に伝えたいことがある日は給食時間に放送を流したり、動画を作成して配信したりしています。小さな取組ではありますが、毎朝立ち止まってホワイトボードを確認している子どもや、「今日は給食の放送があるかなあ」と気にしている子どもなど、給食に興味・関心を示す姿が徐々に増えているように感じます。

【木野東小学校で献立紹介に使われているホワイトボード】
【年中行事やイベントに合わせた掲示】

終わりに

 これからも、給食を「生きた教材」として最大限活用するために、子どもたちへの思いを込めた給食づくりと、その思いを心に残せるような伝え方の工夫を続けていきたいです。学校生活の中で食について伝えられる時間は限られていますが、小さな取組の積み重ねを大切にしながら、子どもたちの「食を楽しむ心」と「郷土を愛する心」を育んでいきたいです。

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