一人はみんなのために
陸別町立陸別中学校 教諭 今井 航作

今年度、私は複数担任制で2学年の担任を務めています。子どもたちで学級目標を決め、「One for All」という言葉が選ばれました。高校からラグビーをやっている私としては、この言葉が選ばれるのは、ひそかに嬉しく思っていました。今回はこの言葉についてつづります。
これまで私は、「One for All」とは、「一人はみんなのために」という意味から、仲間や集団のために自己犠牲を惜しまない姿勢、身体を張ってチームに貢献することをイメージしていました。全員がその精神をもち闘うことで、互いの信頼が増し、集団は一つの目標に向かって強くなっていきます。
では、学級において個人が集団に貢献するとは、どのような行動のことを指すのかを考えてみました。誰かのために行動することや困っている人を助けること、率先して仕事を引き受けること、様々な行動が浮かびました。どれも大切な姿ですが、人によっては少しハードルが高く感じるかもしれません。改めて、もう少し簡単にできる個人の行動を考えてみると、「One for All」には、一人一人の日常の行動も含まれると思いました。例えば、机の周りやロッカーを整頓する。全員ができれば、整理整頓ができている学級になります。それが、授業にしっかり集中できる環境づくりにつながります。また、提出物をしっかりと期限内に出すことも、教師や他の集団からも信頼されることにつながると思います。一見すると個人のための行動のように思えることでも、それが積み重なることで、学級全体の雰囲気は大きく変わっていきます。
これからの学校生活で、小さな行動や習慣でも学級に貢献できていると実感できるように、その積み重ねを認め、価値付けながら、支えていきたいです。